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「高血圧」をテーマとした「信州健康新聞」を作成しました!

長野県民の約5割が高血圧(血圧高めを含む)であることを知っていますか?

重大な病気につながる高血圧。長野県では「高血圧予防」をテーマに「信州健康新聞」を作成しました。是非ダウンロードしてご覧ください!

ダウンロードはこちら…信州健康新聞(高血圧)

新聞おもて

・沈黙の殺し屋(サイレントキラー)にご用心!

高血圧をそのままにしておくと動脈硬化が進行して脳卒中や心臓病、慢性腎臓病(CKD)など重大な病気になる危険性が高まります。そのため、「沈黙の殺し屋(サイレント・キラー)」とも呼ばれています。しかし、高血圧を指摘されても、自覚症状がないために放置している人が少なくありません。

長野県内の調査では、男性・女性ともに年齢が上がると高血圧の者(血圧高めを含む)が増加しています。また、自分の血圧を正常または低血圧と認識している人のうち、実際には男性の約6割、女性の約4割は血圧高めというデータが出ています。自分の体調を正確に知るため、毎日の体重測定や血圧測定からはじめましょう。また、健康診断を受診し、自分の健康状態をチェックすることも大切です。

高血圧が続くとどうなるか

・高血圧に係る具体的な事例 その1

「70歳男性。56歳で退職後、国保に加入。会社の健康診断では40歳頃から肥満と高血圧を指摘されていたが、自覚症状もなく日常生活で困ることがなかったため、治療はしていなかった。退職後数年間は市の健診を受診。そこでも肥満、高血圧、高血糖が見られ、治療を勧められていたが受診しなかった。最近は市の健診も受けず、時々頭痛がすることがあっても市販薬で対処していた。70歳になり突然自宅で倒れて救急搬送される。脳梗塞と診断され、一命は取り留めたものの、ろれつが回らない、右半身の麻痺等の後遺症があり、入院とリハビリが続いている。」
(入院期間9か月、年間医療費1,061万円、要介護認定3)

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・高血圧に係る具体的な事例 その2

「64歳女性。50歳の時、健診で血圧が170mmHgだったため病院受診を勧められる。受診後、高血圧の薬の内服を始め130mmHg台に下がったが、このくらいなら薬はいらないのではないかと思い1年で通院を中止した。1か月程前から2階に上がるのが億劫になり、少しの動作でも胸苦しさを感じ始めたため受診すると、長年の高血圧の放置により高血圧全身の動脈硬化が進んだことによる心不全が見つかり、手術となる。糖尿病や脂質異常もあったため今後は脳卒中が起きる可能性も高く、管理栄養士との食事調整を行い、退院後は家庭血圧を測定しながらかかりつけ医で血圧のコントロールと再発予防の治療を続けている。
(年間医療費248万円、要介護認定1)

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