自分の健康に関心の高い長野県民。全国の都道府県の中で特定健診の受診率は高く、ここ数年、6位から8位をキープ。毎年、多くの方々が自分の健康状態をチェックしています。
長野県は全国8位と優秀な成績
自分の健康に関心の高い長野県民。全国の都道府県の中で特定健診の受診率は高く、ここ数年、6位から8位をキープ。毎年、多くの方々が自分の健康状態をチェックしています。
メリットもたくさん「特定健診」
職場健診と特定健診
企業は社員に対して、年1回以上の定期健康診断を行っています。企業が医療保険者に健康診断のデータを提供することで、特定健診の結果として活用することが可能となっています。ご自身の健康状態を確認するためにも受診しましょう。
40歳以上75歳未満のすべての被保険者・被扶養者を対象に「特定健診・特定保健指導」が実施されます。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善が大きな目的です。
健 診
39歳以下
特定健診
40〜74歳
高齢者健診
75歳以上
隠れた生活習慣病を発見する検査が受けられます
特定健康診査は、いわゆる「健診」のことで、問診、身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査などを行います。
早めの気づきで生活習慣病の重症化を予防します
メタボリックシンドロームや高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を早期発見し、早期対策に結びつけます。
※メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪蓄積の他に高血圧、高血糖、脂質代謝異常が組み合わさることにより、動脈硬化の危険が集積している状態をいいます。
特定健診の実施に関する詳細情報については
地域の保健センターや勤め先に確認してください。
約55%の方が高血圧症
数字で覚えよう危険のサイン
高血圧が長く続くと…
若者世代には実感が湧きにくい高血圧。しかし、高血圧が続くとほぼ自覚症状がないまま血管の壁は傷つき、厚く、硬く変化します。これが動脈硬化です。進行すると脳梗塞等を発症し、重度の後遺症を負ってしまうことがあります。若いうちから対策が重要です。あなたの普段の血圧値は?毎年少しずつ上がっていませんか?
全国に比べて高い、脳血管疾患
県民の主な死因は男女とも脳血管疾患(脳梗塞)が高く、男女ともに全国平均値を上回っています。
高血圧予防は、減塩チェックから
「自分がどれくらい食塩をとっているのか分からない」のは当然。そこで塩分チェックシートをご用意しました。
まずは減塩を意識することから始めてみましょう。
体重管理は血圧管理
高血圧治療ガイドライン2019では「4kgの減量で-4.5/-3.2mmHg」、「3%以上の減量で有意な降圧をきたす」などといった研究結果が紹介されています。適正体重の維持のため、個々の生活スタイルに合わせた工夫、自分の身体について知ることなどを意識してみましょう。
※[適正体重]BMI:体重(kg)÷身長(m)²が25未満